令和7年(2025年)度事業報告・決算

事業報告・決算概要

令和7年度は、人手不足や物価高の継続に加え、生成AIをはじめとするデジタル技術の進展など、社会環境が大きく変化した一年となりました。社会福祉法人祉友会では、こうした変化に対応しながら、安定した福祉サービスの提供と経営基盤の強化に取り組みました。

事業運営では、採用難への対応として人材紹介を活用し必要な職員確保に努めるとともに、有給休暇取得の定着、男性職員の育児休業取得推進、給与体系の見直し、理事長面談、人事委員会の運営、職員交流施策などを実施し、働きやすい職場づくりを進めました。

経営面では、公認会計士による会計指導を継続するとともに、中長期計画に基づく法人運営を推進しました。また、法人クレジットカードの導入により現金管理リスクの低減と事務効率化を図りました。

業務改善では、Microsoft 365やTeamsの活用を進めるほか、見守りセンサー「眠りSCAN」の導入、福祉見聞録とのデータ連携、同性介助に向けた環境整備、ノーリフトケアの推進など、ICT活用とケアの質向上に取り組みました。

地域貢献活動としては、子ども食堂への支援、セルフネグレクト傾向のある障害者への無償支援、地域清掃活動、地域連携推進会議の開催などを通じて、地域福祉の向上に努めました。

各事業所の利用状況では、リバティ神戸入所部門は年度末利用者数48名となり、入院や退所などの影響により利用者数は減少しました。一方、リバティ神戸デイサービスの延べ利用者数は3,719名、はみんぐの延べ利用者数は3,817名となり、いずれも前年度を上回りました。はみんぐでは、医療的ケアを必要とする重度障害児・者への支援も継続して実施しました。

決算面では、通所部門の利用増加による収益確保があったものの、入所部門の利用者減少に加え、人材確保に伴う採用費や物価高による経費増加の影響を受けました。その結果、サービス活動収益は約5億221万円となった一方、サービス活動費用は約5億1,336万円となり、サービス活動増減差額は△11,157,780円となりました。

しかしながら、経常増減差額は僅かですが黒字を確保し、現金預金等の資金残高も約2億1,876万円を維持するなど、法人の財務基盤は引き続き安定した状況にあります。

今後も祉友会は、変化する社会環境に柔軟に対応しながら、ICTやデジタル技術の活用、人材育成・確保、地域との連携を進め、利用者一人ひとりの豊かな暮らしを支える福祉サービスの提供に努めてまいります。

決算資料

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