能登半島地震の支援活動

今回の地震でお亡くなりになった方、被害を受けられた方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
祉友会では、1995年1月17日の阪神大震災があった神戸市の社会福祉法人として、これまでも東日本大震災や熊本地震で物資や職員派遣などの支援を行ってまいりましたが、2024年1月1日に発生した能登半島地震についても支援活動を行っています。

1月8日 支援物資の提供

石川県穴水町の被災施設(障害者支援施設)で施設に寝泊まりしながら支援を継続している職員をサポートするため、全国身体障害者施設協議会の近畿ブロック会員施設と協力し、現地支援本部施設に簡易テント・寝袋・マットを10セット提供しました。

1月11日 支援物資の搬入、被災地の支援ニーズ調査

全国身体障害者施設協議会の現地支援本部(福井県)に同行し、支援物資の搬入や被災地の支援ニーズ調査等を行いました。
被災地は通行止めや片側通行など道路事情が悪く渋滞があるため、午前3時に福井県の支援本部を出発。通常であれば2時間程度の道のりですが、4時間以上をかけて穴水町の障害者支援施設へ支援物資を搬入しました。

施設周辺は断水が続きエレベーターも使えない中、自分自身も被災している職員がいつもより少ない人数で、入所している障害者への支援を24時間体制で継続されています。
隣接するもうひとつの障害者支援施設の被災状況も確認しましたが、天井やエアコンが落ち風雨が入る状態で、一部の棟の廊下など被害が少ない場所だけで生活している状況です。

午後には輪島市街地に移動し、被災地の支援ニーズ調査を行いました。
火災のあった朝市周辺の建物は大半が全壊・使用禁止の状態で断水も続き、まだまだ片付けなども出来ていない状況です。福祉避難所で状況をお伺いしたところ、物資などは届いており炊き出しなどの活動も出来ているが、断水が続いて困っているとのお話でした。
福祉避難所の開設が少ないとも聞いており、障害者支援を行う職員へのサポートが特に必要だと感じております。

祉友会では、今後も引き続き社会福祉法人として被災地支援を継続してまいります。